Existence
存在、実在、生存、あり方
源流
Existence: 何かが暗闇や無から外へ立ち現れ、『ここにある』と場所を占めている画面。
Image
外へ現れる + 場所を占める + 時間の中で続く = 存在
深層理解
Existence の核は、単なる『ある』ではなく、無ではないものが、世界の中に姿を持っている状態です。語源的にはラテン語 existere(外へ立ち出る、現れる)にさかのぼり、ex-(外へ)+ sistere(立たせる、立つ)という感覚があります。つまり existence は、内側に隠れていたものが外へ出て、現実の場に『立つ』ことです。
現代英語では、existence は物理的な存在にも、抽象的な存在にも使えます。a planet's existence なら『惑星が実際にあること』、the existence of love なら『愛というものが人間経験の中に実在すること』です。ポイントは、目に見えるかどうかではなく、否定できない何らかの効力・痕跡・現れを持つということです。
life と existence は近いですが、深さが違います。life は『生命・生活』に焦点があり、existence はもっと冷たく根源的で、そもそも存在しているという事実に焦点があります。That is life. は『それが人生だ』ですが、That is existence. と言うと、『それが存在というものの条件だ』という哲学的な響きになります。
日常表現では come into existence(存在し始める)、bring something into existence(何かを生み出す)、the very existence of...(まさにその存在そのもの)などが重要です。ここでは existence は『物』ではなく、世界の中に成立した状態を指します。
哲学的には existence は essence(本質)と対になります。essence が『それは何であるか』なら、existence は『それが実際にあるか』です。どれほど美しい設計図や理想でも、存在しなければ世界を動かしません。Existence は、可能性が現実へ降り立つ瞬間の名前です。