Humanity
人類;人間性;思いやり;人文学
源流
Humanity: 土から生まれた弱い存在が、互いの傷を見て手を差し伸べる。
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弱さ + 共感 + 理性 + 連帯 = 人間らしさ
深層理解
Humanity の核心は、単に「人間の集まり」ではなく、人間であることの条件そのものです。語源的には Latin の humanus「人間の、人間らしい」に由来し、さらに humus「土」と関連づけられることがあります。確実に言えるのは、この語には最初から、神でも獣でもない、有限で傷つきやすい存在としての人間という感覚が宿っています。
第一の意味は 人類 です。この場合 humanity は国籍・民族・時代を超えた「人間全体」を指します。たとえば climate change is a threat to humanity と言えば、それは一国の問題ではなく、人類という共同体全体の運命に関わる問題になります。
第二の意味は 人間性 です。これは biological な human ではなく、moral な human です。つまり、考える力、恥じる力、他者を想像する力、間違いを認める力など、人間をただの生物以上にする内面的性質を指します。
第三の意味は 思いやり・慈悲 です。show humanity と言うと、「人間である証拠としての優しさを示す」という響きがあります。ここでの humanity は pity より広く、kindness より深く、相手の苦しみを自分の可能性として感じる力です。
第四の意味は 人文学 です。the humanities は文学・哲学・歴史・芸術など、人間が何を感じ、何を信じ、どう生きてきたかを扱う学問です。science が「世界はどう動くか」を問うなら、humanities は「人間はなぜそう生きるのか」を問います。
Humanity の反対は単なる cruelty「残酷さ」ではありません。より深い反対は dehumanization、つまり人を数字・敵・道具・ラベルとして扱い、その顔と声を消すことです。humanity は、相手をもう一度「人」として見直す視線なのです。