Idealize
/aɪˈdiːəlaɪz/
理想化する、美化する、理想として思い描く
源流
Idealize: 現実の粗さを削り落とし、頭の中で『完全な形』に磨き上げる。
Image
現実 + 欠点の削除 + 完全性の投影 = 理想化
深層理解
Idealize の核心は、ただ『よく見る』ことではなく、対象を現実そのものとしてではなく、心の中の理想像として作り替えることにあります。人、恋愛、過去、職業、社会、芸術などに対して使われ、そこには常に『実物』と『頭の中の完成形』のズレがあります。
語源的には ideal(理想、観念上の完全形)に -ize(〜化する)が付いた語です。つまり idealize とは、ある対象を ideal の状態にする こと。現実にあるものへ、完全性・純粋さ・美しさを投影する動きです。
肯定的には、idealize は人間が未来を描き、芸術を作り、より高い価値を目指す力になります。理想化しなければ、私たちは『まだ存在しない美』や『よりよい社会』を想像できません。この意味では、idealize は創造力の始点です。
一方で否定的には、idealize は危険な錯覚にもなります。恋人を idealize すれば欠点が見えなくなり、過去を idealize すれば現在を不当に低く見ます。対象を高めているようで、実は現実を見ないための心理的フィルターになっている場合があります。
似た語との違いでは、admire は『尊敬する』、romanticize は『ロマンチックに美化する』、glorify は『過度に称賛する』です。idealize は特に、対象を完全・純粋・欠点のないものとして心の中で再構成する点が中心です。