Lr
/ˈlɛtər/
文字、手紙
源流
ラテン語「litera」=「アルファベットの記号、文書」。もともとは石板に刻まれた記号を指していた。
Image
書く + 送る + 意味 = 情報を形に閉じ込める
深層理解
「文字」と言えば、個々のアルファベットや漢字の最小単位。しかし「手紙」として使われる時、それは個人の想いや情報を時空を超えて伝える媒介に変貌する。
中世ヨーロッパでは、貴族や聖職者が「Letter」で決闘状や恋文をやり取りした。そこには形式(礼儀)と本音(感情)の緊張関係が宿っている。
近代になると「The letter of the law(法の文言)」のように、厳密な解釈と「The spirit of the law(法の精神)」の対比で使われる。法律や契約書も、結局は人間の意思を文字に閉じ込めた「Letter」だ。
さらに現代では「Cover letter(添え状)」「Letter of recommendation(推薦状)」などの形で、キャリアや人間関係を構築する重要な道具として生きている。
一言で言えば、「Letter」は「物質的な記号」であると同時に「人間の心を運ぶ花瓶」。花瓶の形(文字)は変わらずとも、中に入れる花(意味や感情)は無限に変化する。