The Word Soul

Obscurity

/əbˈskjʊərəti/

無名、曖昧さ、暗さ、分かりにくさ、人目につかない状態

源流

Obscurity: 光が遮られ、物の輪郭が暗がりの中に沈んで見えなくなる画面。

Image

遮られた光 + ぼやけた輪郭 + 視線の外 = obscurity

深層理解

Obscurity の核にあるのは、単なる「暗さ」ではなく、見えない状態に置かれていることです。語源的にはラテン語 obscurus「暗い、はっきりしない」にさかのぼり、物理的な暗闇から、意味・存在・名声の見えにくさへ広がりました。

現代英語では大きく二つの方向があります。一つは meaning の obscurity、つまり文章・説明・概念が曖昧で理解しにくいこと。もう一つは person の obscurity、つまり才能や存在が世間に知られず、無名のままでいることです。

重要なのは、obscurity は「価値がない」という意味ではない点です。むしろ、価値があっても 光が当たっていない、構造が複雑で 輪郭が見えていない、あるいは歴史や社会の視線から 外れている 状態を表します。

たとえば a poet living in obscurity は「無名で暮らす詩人」ですが、それは詩人に才能がないというより、まだ世界の光が届いていないという響きがあります。the obscurity of the text は「その文章の難解さ」で、意味が存在しないのではなく、意味が濃い霧の奥にある感じです。

Obscurity の反対は単に fame「名声」だけではありません。clarity「明晰さ」、visibility「可視性」、recognition「認知」も対になる概念です。つまり obscurity は、暗さ・曖昧さ・無名性を一つの根でつなぐ語です。

一言で言えば

Obscurity is not the absence of worth, but the absence of light.

無名とは価値がないことではなく、光がまだ届いていないことだ。