The Word Soul

Privatize

/ˈpraɪvətaɪz/

民営化する、私有化する、公的なものを民間・個人の所有や管理に移す

源流

Privatize: 共同の広場にあった井戸に柵を立て、鍵を持つ特定の人だけが使えるようにする。

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公共性 + 所有権の移動 + 管理主体の変更 = 民営化・私有化

深層理解

Privatize の核心は、単に「民間に任せる」ことではなく、誰のものか誰が決めるか誰が利益と責任を負うかを移し替えることです。public な領域にあったものを private な領域へ移す動詞であり、所有・運営・利益配分の境界線を引き直す言葉です。

語源的には private はラテン語 privatus「公職から切り離された、個人に属する」にさかのぼります。つまり privatize には、もともと 共同体から切り離して個別の支配下に置く という感覚があります。水道、鉄道、病院、郵便、学校などが privatize されるとき、問題は経営効率だけでなく、公共サービスが市場の論理に入ることでもあります。

現代用法では、政府が国営企業や公共サービスを民間企業へ売却・委託する場合に最もよく使われます。例: privatize the railway「鉄道を民営化する」、privatize healthcare「医療を民営化する」。ここでは 効率化競争コスト削減 という肯定的文脈もあれば、格差拡大料金上昇公共性の喪失 という批判的文脈もあります。

また、privatize は比喩的にも使われます。privatize risk and socialize losses「リスクは個人に押しつけ、損失は社会全体に負担させる」のように、利益だけを私的に取り込み、失敗の代償を公共に戻す構造を批判するときにも使われます。ここでの privatize は、経済用語を超えて 責任と利益の非対称性 を暴く言葉になります。

反対語は nationalize「国有化する」や socialize「社会化する・公的負担にする」です。privatize は private「私的な」から派生した動詞で、名詞形は privatization「民営化・私有化」。この語を理解する鍵は、翻訳語の「民営化」だけでなく、背後にある 公共から私的領域への移動 という力学を読むことです。

一言で言えば

To privatize is to move the boundary between what belongs to all and what answers to a few.

民営化とは、すべての人に属するものと、少数の人に従うものとの境界線を動かすことである。