Report
報告する、報告書、伝える、通報する、出頭する
源流
Report: ある場所へ『持ち帰って運ぶ』ように、見たこと・聞いたことを別の相手のもとへ届ける。
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事実 + 運搬 + 相手 = 報告
深層理解
Report の核は、単なる『言う』ではなく、情報を責任をもって運ぶことです。語源的にはラテン語 reportare(re- = 戻って、portare = 運ぶ)に由来し、『持ち帰る』という物理的な感覚が出発点です。つまり report とは、現場・出来事・調査から得たものを、聞くべき人のもとへ戻す行為です。
現代英語では、report はニュース、ビジネス、学校、警察、医療、IT など多くの領域で使われますが、共通しているのは 観察された事実を整理して提出する という点です。A report は『報告書』であり、to report は『報告する』です。感想や噂ではなく、相手が判断できる形にした情報が中心になります。
report は authority(権限を持つ相手)との関係も強く持ちます。report to the manager は『上司に報告する』であり、report for duty は『任務のために出頭する』です。ここでは情報だけでなく、自分自身を所定の場所へ差し出す感覚があります。
また report a crime / report a bug のように、問題を見つけて通報・届け出る意味にもなります。この場合の report は『問題を発見した人が、それを解決できる相手へ渡す』行為です。つまり report は、社会や組織の中で 見えないものを見える化する動詞でもあります。
注意したいのは、report は explain(説明する)や tell(伝える)よりも、より 公的・客観的・記録的な響きを持つことです。tell は人に話す、explain は理解させる、report は事実を届ける。report の魂は『私は見た。だから、それを然るべき場所へ運ぶ』という責任にあります。