Secularism
/ˈsekjələrɪzəm/
世俗主義、政教分離主義
源流
宗教の権威が支配する場から、世界の判断を人間の社会や理性へ戻していく動き。
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宗教的権威を外す + 公共の場を中立に保つ + 人間の理性で運営する = 世俗主義
深層理解
Secularism は、単に「宗教を否定する思想」ではありません。核心は、宗教と公共権力を切り分けることにあります。国家の法や教育、行政の判断を、特定の信仰ではなく、すべての人に開かれた原理で行おうとする考え方です。
語源的には secular(この世の、現世の)が土台にあり、もともと「宗教的な領域ではない、世俗の領域」を指します。そこから secularism は、この世の問題はこの世の言葉で扱うという姿勢へ広がりました。つまり、神学の代わりに理性、啓示の代わりに公共性を置く発想です。
現代英語では、文脈によって少し意味の幅があります。政治や憲法の話では「政教分離」に近く、社会思想としては「宗教的権威に左右されない近代的価値観」を指すこともあります。ただし、これは反宗教ではなく、信仰の自由を守るために国家を中立にするという面も強いです。
混同しやすいのは atheism や anti-religion です。atheism は神の存在を信じない立場ですが、secularism は必ずしも無神論ではありません。信じる人も信じない人も同じ公共空間に立てるようにする、そのための制度設計や社会原理が secularism です。
要するに secularism は、宗教を押しのける思想というより、宗教が個人の自由であることを前提に、社会全体のルールを誰にでも共有可能な言葉で作ろうとする発想です。