Selective
選択的な、えり好みする、選別する
源流
Selective: たくさんの果実の中から、熟した一つだけを手で摘み取る画面。
Image
多数 + 基準 + ふるい分け = 選択性
深層理解
Selective の核心は、単に「選ぶ」ことではなく、何を通し、何を通さないかを基準によって決める力です。語源的には select「選ぶ」に -ive「〜する性質を持つ」が付いた語で、物・人・情報・反応などを区別して扱う性質を表します。
日常では selective は「えり好みする」「慎重に選ぶ」という意味で使われます。たとえば selective about friends は「友人を慎重に選ぶ」、selective school は「入学者を選抜する学校」です。ここでは、単なる好き嫌いではなく、一定の価値基準に従って絞り込むニュアンスがあります。
科学や医学では selective は非常に重要な語です。selective attention は多くの刺激の中から特定の情報だけに注意を向けること、selective serotonin reuptake inhibitor は特定の神経伝達物質に比較的狙いを定めて作用する薬を指します。つまり selective は、世界のノイズの中から対象を限定して働くという意味を持ちます。
一方で selective には批判的な響きもあります。selective memory は「都合のよいことだけ覚えている記憶」、selective reporting は「都合のよい情報だけを報告すること」です。この場合、選択性は知性ではなく、偏りや不公平として現れます。
深く見ると、selective とは境界を引く能力です。すべてを受け入れることは混乱を生み、すべてを拒むことは孤立を生む。Selective はその間にある、価値あるものを見極めるフィルターを意味します。