Fancy
空想、想像、好み;しゃれた、凝った;〜したいと思う
源流
Fancy: 心の中に、現実にはまだない絵をふっと描く。
Image
想像 + 好み + 装飾 = Fancy
深層理解
Fancy の核は、単なる「好き」ではなく、心が何かを見て 余分なイメージを足す ことです。語源的には fantasy と同じ系統にあり、「心に現れるもの」「想像されたもの」という感覚が背景にあります。つまり Fancy は、現実そのものではなく、現実に 想像・趣味・装飾 が重なった状態です。
名詞では「空想」「気まぐれな好み」を表します。take a fancy to ... は「なぜか気に入る」という意味で、理屈よりも 心が勝手に引き寄せられる 感覚があります。日本語の「なんとなく惹かれる」に近いです。
形容詞では fancy dress, fancy restaurant, fancy design のように、「普通以上に凝った」「しゃれた」「高級感のある」という意味になります。ここでは、実用性よりも 見た目・演出・趣味性 が前に出ます。Fancy は『必要だからある』ではなく、『心を楽しませるために飾られている』というニュアンスです。
動詞ではイギリス英語で Do you fancy a drink? のように「〜したい?」「〜が欲しい?」を意味します。これは want より少し軽く、感覚的で、ちょっと気が向く という柔らかさがあります。また fancy oneself as ... は「自分を〜だと思い込む」で、想像が自己イメージにまで入り込む表現です。
Fancy の深層には、現実をそのまま受け取らず、そこに 心の色を塗る力 があります。だから『空想』にも『好み』にも『おしゃれ』にもなる。Fancy は、世界を必要性だけでなく、想像と趣味で少し過剰にする言葉です。