Incidence
/ˈɪnsɪdəns/
発生率、発生、入射、影響の及ぶこと
源流
Incidence: 光や出来事が、ある面・集団・時点に「落ちかかる」瞬間。
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落下・到達 + 対象面 + 頻度 = 発生率/入射
深層理解
Incidence の核は、ラテン語系の「上に落ちる・降りかかる」という感覚にあります。つまり、何かが空中にただ存在するのではなく、特定の場所・集団・面に到達して作用するというイメージです。
医学・統計での incidence は、ある期間に新しく病気や事件がどれだけ発生したかを示します。ここで重要なのは、単なる人数ではなく、「ある集団に、ある時間内で、どれほど新しい出来事が降りかかったか」という動的な視点です。prevalence が「今どれだけ存在しているか」なら、incidence は「新しくどれだけ起きたか」です。
物理では incidence は「入射」を意味します。光・音・粒子などが面に当たることです。angle of incidence は「入射角」。この用法は、語の根本イメージである 何かが対象に向かって落ち、接触する という感覚を最も物理的に残しています。
社会問題や政策の文脈では、incidence of poverty, incidence of crime のように、貧困・犯罪・税負担などがどの層にどれほどのしかかるかを表します。単なる出来事ではなく、出来事が誰に当たり、どこに集中するのかを見る語です。
Incidence は「出来事そのもの」よりも、出来事がどこに、どれくらいの頻度で、どの集団に降りかかるかを測る言葉です。そのため、世界を感情ではなく分布として見る、冷静で分析的な語だと言えます。