Mid
中央の、中間の、途中の、半ばの
源流
Mid: 端と端のあいだに身を置き、どちらにも完全には属していない物理的な位置。
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始まり + 終わりの間 + まだ決着していない状態 = 中間
深層理解
Mid は単なる「真ん中」ではなく、境界と境界のあいだにある状態を表す語です。語源的には古英語 midd「中央の、中間の」にさかのぼり、ドイツ語 Mitte などとも近い系統です。つまり最初の感覚は、抽象的な評価ではなく、空間の中で「両端から等しく離れた場所」にいるという非常に物理的な感覚です。
現代英語では mid は形容詞・接頭辞的に使われ、mid-October「10月中旬」、mid-20s「20代半ば」、mid-air「空中で」、mid-level「中級の/中間層の」のように、時間・年齢・空間・階層など、さまざまな領域の途中地点を示します。重要なのは、mid が point「一点」よりも、zone「幅のある中間帯」を感じさせることです。
Mid の深い意味は、未完成・移行・どちらつかずです。mid-journey は旅が終わっていない状態、mid-career は若手でも引退間近でもない段階、mid-conversation は会話の流れがまだ動いている途中です。Mid は「結果」ではなく、プロセスの内部にいることを示します。
Middle と比べると、mid はより短く、硬く、ラベル化しやすい語です。middle of the room は自然な名詞句ですが、mid-size car、mid-range price、mid-term exam のように、mid は他の語に貼りついて分類ラベルを作る力があります。ビジネス・教育・統計・日常会話でよく使われる理由はここにあります。
また口語では mid が「まあまあ」「平凡」「期待外れ」という評価語としても使われます。That movie was mid. は「その映画は普通だった/微妙だった」という意味です。これは「高くも低くもない」という中間性が、価値判断では突出しない・刺さらないという意味へ変化した用法です。