Palimpsest
/ˈpælɪmpsest/
パリンプセスト(上書きされた写本)
源流
古代において、羊皮紙に書かれた文字を削り、新しい文字を書き直した写本。
Image
層+削除+再書き込み=過去の痕跡が透けて見えるもの
深層理解
パリンプセストは、もともとは羊皮紙の経済的な再利用を指す言葉です。文字を削り取っても、完全には消えず、前の文字がかすかに残る。現代では、都市や心、歴史など、複数の層が重なって存在する現象を比喩的に表現します。記憶の層、歴史の重層性、未消去の痕跡がキーワード。文学理論では、テクストに重ね書きされた先行テクストの影響を指し、建築では古い建築物に新しい構造が融合する様子を表します。つまり、表面の下に隠れた意味や過去の命が生き続ける概念。